私は随分前に「この病気になって世界が変わってしまった」という言葉を耳にした事がある。
私は先天性の病気と障がいがあるから、それを聞いた時はそんなにその言葉の意味が分からなかったけれど、後から突然障がい者になったり、新たに病気が増えるとそういう気持ちが分かる。
私も去年新たに病気が増えた。当然受診科も増えた。
でも医師からは、『病気』や『障がい』とは言われず『そういうもの』という説明だった。
患者である私からしたら、はっきりしない説明だったけれど、きっと病気や障がいと言ってしまったら、私が落ち込む事を考えてそういう説明にしてくれたのかなと私は思っている。
確かに病気や障がいを持つと色々制限されたり、周りからは[そういう目]で見られる。
不自由も多く、健常者の友人といても同じ様にできない事が度々ある。
そんな時はやっぱりもどかしい。
けれど仕方ない。健常者でも得意・不得意はある。
健常者だから偉い、障がい者だから偉くないじゃなくて、人はそれぞれ素晴らしい所を持っているんじゃないかなと私は思う。
病気を恨んだり憎んだりするんじゃなくて、病気になったから何か別の事が別の形でできるのでは?って考えたら少しは気持ちが楽になるのではないかと思う。
きっと、これから先ずっと病気や障がいには悩まされていくと思う。
私も今でも病気や障がいに苦しめられる身でもこうして自分の思いを文章にしている。少しでも他の障がい者の方への助けになればと思って。
皆さんや私にいい事がたくさん起こりますように。
笑顔で幸せを呼ぼう!